だれもが突然倒れた人に対して適切な処置(AED を用いた心肺蘇生法)を安全、確実に実施することがきわめて重要です。いざという時にあなたの愛する人に冷静沈着で確かな観察、処置が出来るように十分理解いただけるように心肺蘇生の普及を行う団体がハートセーバージャパン(HSJ)です。HSJは国士舘大学・国士舘大学院の救急救命士と医師を中心に救急救命の世界のプロフェッショナルから構成される心肺蘇生法普及組織です。世界に通じる最新の蘇生のエビデンスを市民の皆さんにもわかりやすい救急処置法の開発と普及を通じて社会の心肺蘇生法の普及を目的としています。
皆さん、心肺蘇生法やAEDという言葉を知っていますか。あなたの愛する人が突然の心臓発作などで急に危険な状態に陥った時、まず行わなければならないのが心肺蘇生法です。今、日本には80台を超えるAEDが設置されています。しかし、このAEDをどれだけの人が正しく使えるのでしょうか?
わたしたちは1人でも多くの人にAEDを正しく使えるようになってもらいたいと思っています。
また、AEDのみならず心肺蘇生法(CPR)を正しく行えることがきわめて重要です。「命を救うこと」これは、ヒトのみに許された崇高な行為なのです。
とくに今日の日本を支えて行く若い世代の方々にはAEDを正しく使用するために心肺蘇生を是非学んでもらいたいと思います。我々は過去14年にわたり、義務教育や学校教育に導入されるのだと考えています。HSJはそんな病院前救急医療にたずさわる人間によって作られた心肺蘇生法の一般普及団体です。どうぞ、皆さんの「愛する人」を助けるために今日からこの心肺蘇生法を学んでいただければ幸いです。
HSJ理事長 田中 秀治